住人と来訪者

 どもども。最近、実家に引っ越してきました。大内です。

 仕事の関係でこの5年くらい実家を離れて日立で暮らしていたんですが、住んでたアパートの近くで殺人事件があったり、おっきい地震があって色々壊れて荷物も少なくなったので実家に戻ることにしました。


 日立で暮らしてた頃って、たまーに実家に帰ると歓迎されるんですよ。
 でも、いざ実家で暮らし始めると違いますねぇ。

 その家のルールがあったり。これまで気にしなくていい様な事を気にしなきゃいけなかったり。


 それは分かってたんですよ。
 それでも同居しようと思ったのはそれなりに理由はあるんです。

 とはいえ…理由があって、大変なの解っててもやっぱりたまに遊びに来る来訪者の方が気楽です。
 実際、住人になると想像以上に大変です。



 観光地なんかもそう。
 僕、ゆくゆくは那須に住みたいと思ってるんですね。

 結構土地とか家とか安いんですよ。
 緑も多いし、何より落ち着いてる。
 行くたびにこんなところに住めたら良いなー、と思ってます。

 でも、そう思うのと同時に、それはたまに遊びに来るからなんだろな、と。
 実際住み始めたら、仕事先までどれくらいかかる、冬は雪が多くて寒い、買い物するにも遠くまで行かないとだめ、いざ買い物するにしても値段が観光地価格、とか色々大変なはずなんです。



 たまに来る人には気付かない大変なことがある。それは紛れもない事実。



 でもさ、その大変なのとか新しく生まれた責任とか、そんなのどうでもいいくらいの幸せとか楽しさとかそういうものもあるはずなんだよね。
 そういうのがあるって分かってるからこそ僕は那須に引っ越したいと思っているし、それを得る為に全て受け入れて、初めて新しい住人としてその土地に認めてもらえるんだと思うんです。


 住むこと自体は最終目標ではないはず。住んだ後の生活だったり、そこに住んで自分は何ができるのか。
 そういうところにこそ、その土地の人になる意味があると思うわけ。


 なので、これから引っ越して新しく住む人には、言いたかないけど頑張ってほしいと思う。
 外部の人間が来たことでできた良い前例ってのは、意外と大事なんだよね。


 とはいえ、僕だって住みたいわけだから、土地が空いてないとか部屋がないとかなら、だれか追い出すか新しい部屋ができるの待つかしかないんだけどね(笑)