ハードウェアの組み込みソフトをやっていると、サンプルという物を出すらしい。「ROM出し」というらしいんですが。
平たくいうと中間報告で、「ちゃんと進んでるんですか!」というクライアントに向けて「ほら、ここまでは予定通りちゃんと出来てるでしょ? 残りの日程で問題ないんですよ。だから契約通りお金頂戴ね」と言うためのイベント。
それが来月の30日にある、と言う話。終わりの日が決まると工程（スケジュール）はほとんど自動で決まります。
じゃあ、今日から○日間は設計書を作って…それからソフトを作って…テストして…と。
でも、納期が来月ならそれほど厳しくもなさそう。何とかいけそうだ、と。
ところが、今日相手先の会社に行くと
「ROM出しの件なんですが、30日には一番上（客先）にソフトがないとダメなので、20日くらいに下に届いてないとまずいんですよ。」
ああ...はいはい、なるほどね。
「で、20日っていうのもこちらからの提出日なので、内部処理とか考えると…10日にはソフトが欲しいんです。」
...ん？
「とはいえ、うちでもそのまま上にポン投げはできないので、テストに4日かかるとして、6日には欲しいんですよね」
…あれ？気がついたら1ヶ月あったはずの納期が1週間に縮まってるよ?
最初から自分とこの日程を言ってくださいよ…上の上の上の日程なんて言われたって…。
