DIAGNOSTIC

 ハードウェアの仕事をしていると、裏技コマンドみたいなのを仕込むわけです。

 裏技といっても、コナミコマンドみたいにハードウェアの性能が当社比10倍!みたいないいコマンドじゃありません。
 ハード不具合が起こったときに「どこが悪いの?」と言うのを確認するために使う、DIAGNOSTICコマンド、略称「DIAG(ダイアグ)」ってヤツです。


 もちろん僕が作っているハードにも DIAG はあるんですが、iPodにもあったんですよ、DIAG が。
 何ができるって訳じゃないけど、飲み会のヒーローです、これで。
 4Gより前でも多分出来ると思うんですが、4G以降、液晶画面つきの奴では全部出来ました。


 ① Menu(クリックホイールの上) + Center を長押しで、リセットをかける。Appleマークがでるまで押しっぱなし。
 ② Appleのマークが出てきたら、ボタンを放して、素早くRW(クリックホイールの左) + Centerを押しっぱなしにする
 ③ すると、逆さAppleマークが一瞬出てきて、Diagモード突入。

 Diag モード中はホイールの左と右でメニューの移動、Centerで決定です。
 Diag メニューから RESET すれば、普通の iPod に戻れます。

 何が出来るの?…と言われると、困るんですけど。iPod が故障したときとかに使ってみてください。案外故障原因が特定できるかもしれませんよ。