ROCK IN JAPAN FES.2007@ひたち海浜公園 2007.08.04

Base Ball Bear

新世代が来たなー。と感じてしまうのは、こういうバンドを聞いているとき。
節々に好きなところは見られるのだけど、トータルで見たときに「俺はこいつらが本当に好きなのか?」と考えてしまう。もはやこの手のウェイブには乗り切れないのだ。多分、年齢のせいで。
そんなこんなで、十分に曲も聴かずに来てしまったのだが、それでも十分に楽しめた。CRAZY FOR YOUの季節なんてタイトル、大変素敵です。欲を言えば、ぜひとも「彼氏彼女の関係」をやってほしかった。
しかし今回に関して言えば、浴衣の関根嬢にやられていたと言う側面がある。と言うかそれが大きい。
10月辺りのLIGHTHOUSEに行くかどうかは、正直迷いどころ。関根嬢見たさに行ってしまいそうなのが...怖い。



SUPER BUTTER DOG

バタ犬はもうみられないと思っていた。このあとのホフディランもそうなのだけど、「活動停止」したグループが「活動を再開」させる確率は雑誌の懸賞に当たる程度の確率である。僕の場合、引き弱も手伝ってか雑誌の懸賞には当たった試しがないため、ほぼ「二度と再開しない」に等しい。
しかし、バタ犬は帰ってきた。ハナレグミ100sマボロシ、(レキシも)とそれぞれの活動に専念してしまうのかと思っていたが、まさかの活動再開。

セットはと言えば、マッケンLO、コミュニケーションブレイクダンスをいきなり連発。ハナレグミでも十分わかっていたことだが、やはり永積タカシの声は良い。しかも、今日はファンキーなのだ。
新曲(!)の大安もちょっと泣けるくらいに良い曲。と言うか、ちょっと泣いてた。これは買わなければなるまい。
そしてラストはセ・ツ・ナ。名曲ばかりで大変助かります。
FUNKYウーロン茶は時間の問題とか、封印しているとか噂があるけど、とにかくやらなかった。サヨナラCOLORも。しかし、それでも十分満足。
あ、ゲストでMummy-Dが来ました。


ホフディラン

ホフディランは僕が予備校時代、真夏の暑い時期に夜中にCDラジカセでよく聞いていた。おかげで今でもホフディランを聞けば今でもすぐにそのときのことが思い出せる。机に向かって勉強もしないでCDをぼーっと聞きながらネットしていた暗黒時代。夜中で涼しくて、でもじめじめとした部屋で、電気だけ消して小さい音で聴いていた事を思い出す。

10年前に、聴いていたホフディランがここで、生で聴ける。しかも、なんと最前列。ちょっとナナメだけど、十分すぎるぐらいに近い。ユウヒのキーボードが向こうなので、こちらはベイビー側なのだろう。(2枚目の写真参照。プライバシー保護のため、モザイクってます)
そして、定刻過ぎ、ホフディランの二人が登場。ベイビーがHOFF、ユウヒがDYLANのTシャツを着て登場。
そして1曲目は多摩川レコードの1曲目「ホフディランのテーマ」。記憶が一気にフラッシュバックし、「oh yeah!」のレスポンスもばっちり。
そして新生ホフディランの「はじまりの恋」へ続き、お次はデビュー曲「スマイル」。
これだ、これが聴きたかったんだ! あとは全くの夢見心地。sarudogが出てきたけど、それももう(大変失礼ですが)どうでも良くて、「TOKYO CURRY LIFE」に今夜はブギーバックが入ったことももうどうでも良くて。ただホフディランな時間でした。次見る機会があったら、もっとちゃんと見なくちゃな。

ところで、マラカス振ってた人はumuだったのね。こちらも初めて見ました。ホントにこの人が昔ビークルやってたのかなぁ...単なる酔っぱらいみてぇだなぁ...と思っていたら、本当に酔っていらっしゃったようです。

今日はDYLANのTシャツを買って帰ろう。記念に。



井上陽水大事件

井上陽水は今年僕がハイライトの一つとして位置づけていた。
なぜなら、まず、単独で見に行くことはほぼ無いと言うことと、勿論、僕自身も陽水を聞いてみたいと思っていたこと。
ただ、「少年時代」が聞ければベスト、欲を言えば「リバーサイドホテル」も聞けると嬉しい、位の期待でしかなかった。


1. アジアの純真
2. Make up shadow
3. 少年時代
4. 夢の中へ
5. 三日月(絢香のカバー)
6. リバーサイドホテル
7. 感謝知らずの女
8. 氷の世界
9. 最後のニュース
10. 傘がない

以上のセットリストで分かるとおり、個人的には大満足で、大事件。
まず、僕が聞きたかった少年時代、リバーサイドは勿論押さえてきた。さらに、Make up shadow、夢の中へ。これは勝手な思いこみで「やるはずがない」と思っていた。なんとなく、アーティストって「過去のヒット」とか「リバイバルヒット」ってのを敬遠すると思っていた。そうしてしまう理由も分かる気がするし。
でも、井上陽水は違っていた。ばっちりそこら辺も押さえてくれたのだ。
おかげで2曲目辺りから笑いが止まらない。
キャリアも、地位もある人が、こんなに大サービスをしてくれるとは。この時点で今回のベストは井上陽水に決定。毎年毎年思うことではあるのだけど、大御所的な人はやはり凄い。
少年時代はほぼ半泣き状態。しかし、夢の中へでは一気にhappyな気分へ持って行く。そして最後のニュース辺りでは十分すぎるほどしめやかに、厳かに。
ここまで緩急自在なライブは初めてかもしれない。とにかく凄かった。もう、それだけ。


ASIAN KUNG-FU GENERATION

正直なところ、感想はない。
なぜならば、途中で抜けてしまったからだ。
どうしてもDOPING PANDAがみたかった。しかし、グラスの進行は押しまくっている。おそらく、DJ OZMAが長すぎたんじゃないだろうか。
と、いうことで、新曲を歌い始めたところで残念ながらドロップアウト。
ラッセーラッセー」は、9月のベリテンライブまでお預け。


DOPING PANDA

今日の最後をどちらにするのか、最後の最後まで迷ったあげく、ロックスターに託すことにした。と言うのも、今日一日は全く爆発できる感じではなかったからだ。聞き込んでしまったり、びっくりしたりで、能動的に楽しむ余裕がほとんど無かった。炎天下のライブに来た以上、1度ぐらいは他人にがんがん体当たりしたいじゃないか。そして、そういうことならば、バンプよりもパンダであろう。

案の定、ロックスターはやってくれた。NON STOP DANCE TIMEと銘打ってグイグイ上げていく。そして僕はと言えば、会場が上がりきったところで目前で繰り広げられているデンジャーゾーンへつっこむ。
しかし、80kgの巨体でぶつかっていくと、多分ぶつかられた方はたまったもんじゃないよなぁ...と言う考えが途中からやってきて、あっさり身をひくことに。次はせめて70kg程度に落としてからにしないとなぁ。
結局の所、アンコールラストのGAMEまで、本当に踊りっぱなしだった。さすがロックスター。ひたちなかだけでなく、是非、また水戸にも来てほしい。と言うか、水戸のメイニアは、スター、あなたを待っておりますよ。



8/4 総評

バタ犬ホフディランは想像以上によかった。個人的には(想い出等々加味して)100点だと思う。しかし、なんと言っても井上陽水。これに限る。100点はもちろん、これに関して言えばもうちょっとプラスしても良いくらいだと思う。
半分しかみていないアジカンは50点。で、DOPING PANDAは、残念ながら60点なのだ。
これはなぜかと言えば「単独ライブでみるのとそうそう変わらない」からという、非常に個人的な理由からだ。スターには申し訳ないと思うのだけど。

こんな事ならば素直にバンプをみておけばよかった...と少々感じているのが悲しい事実。

とはいえ、全体を通して言えば8/4日は非常に満足でした。

あと、これだけは言わせてもらうと、俺はベイビーと目が合った。そして、手を振ったら振り返してくれた。決して、うちの弟ではなく、俺と目が合って、そして俺に手を振ってくれたはずだ。