Honda Racing Thanks Day 2007

車が好きだ。レースが好きだ。F1が好きだ。RALLYが好きだ。
でも、今まで実際にレースを見に行ったこともなければ、競技車両を見たこともない。
何しろミニ四駆のレースも見たことがないのだ。

そんなわけで、もてぎで毎年開催している(なんと、毎年開催していたらしいのです)、Honda Racing Thanks Dayに行ってきた。
初めてF1を見るために。というか、サーキットに行くことすら初めてなので、諸々初体験のために。


まず、到着していきなり思ったことが「バイクかっけー!」。
駐車場に車を止めて目に入ってきたのは、サーキットを走るライダーたちの姿だった。

茨城でバイクといえばイカれた風防と乗っている人の気違いっぷりをよく表している二段シート、そして大変迷惑な爆音マフラーに決まっている。
しかし、サーキットで見たバイクは全く違った。乗ってる人もかっこいい。乗っている姿もかっこいい。普段聞けばうるさいはずの排気音までかっこいい。
思わず無駄に写真を撮影。200mmのレンズを買っておいてよかった。


さて、いよいよスタンドへ。すると、なにやらサングラスをした外人さんが登場。
ホンダのスーツを身にまとい、イカしたパツキンの兄ちゃんは...ジェンソン・バトンその人でした。
アースカラーのマシンについて「正直あのカラーリングはどうなの?」と質問されて、
「去年のマシンのコンセプトはよかったんだよ。僕の知り合いもね『そのコンセプトで優勝できたらかっこいいね!』っていってくれたんだ。でも結果は....ご存じの通りで(笑)」
なんて言ってました。


で、午後の2時ぐらいからはお待ちかねのマシン走行。
ヒストリカルマシン走行では、ホンダF1第一シーズンのRA271と301をそれぞれ中島悟と鈴木亜久里がドライブ。マシンの形も感動だけど、中島悟と鈴木亜久里がドライブしているという事実に感動。1980年代にF1を見ていた自分としては、セナ・プロストの時代、そこで戦っていた日本人二人というのはとても感傷深い。アグリはあの鈴鹿で表彰台に上がったんだよなー、と思ってさらに感動。


その後、普段はたぶん入れないだろうと思うんですが...のパドック側へ移動。
パドックの上に上ると...ちょうど良い撮影スポット発見。次は現役F1が走るので、それに備えて場所を確保。


15時00分。かなり寒い。そろそろ帰りたいムードになる。
しかしF1を見ずに帰るわけにはいかない。待つこと10分、とうとうホンダのアースカラー、RA107が登場。
エンジンが掛かった瞬間にもうそれと分かるほど、F1のエンジンはすごい。
今まで走っていたGTカーも、さっきのRA271も十分大きいと思っていたけど、これはまさに爆音。ドライバーは当然、ジェンソン・バトン。颯爽とスーパースピードウェイへと出て行く。

そして、それを追うようにスーパーアグリ、SA07がスーパースピードウェイへ。当然ドライバーは佐藤琢磨

途中、バトンが琢磨をオーバーテイクしたり、ホームストレート上でバトンがドーナツターンを披露したりと、お遊びありの楽しい雰囲気。

これは、来年も行くしかないな!

帰りは非常に混雑。でも、例のFSWの最悪の状況に比べれば全然問題ないはず。
会社帰りのラッシュに捕まったと思えば全然平気。
F1と今回のイベントで人の出方は違うにしても、何であんなに混雑したんだろうね? FSW。バス待ち8時間とかおかしいと思うなぁ。

写真は、一枚目はバトンインタビュー時の様子。
二枚目三枚目はバトンによるSA07(琢磨車)オーバーテイクの場面。
最後は柵に重なっちゃって残念だけど...