先週日曜に、ラリーを見に行ってきました。
全日本選手権の一戦、MSCC東京ラリーです。
ラリースト気分で自宅から車を駆ること約2時間。会場の「ルネサンス棚倉」へ到着。
今回のお目当ては、PWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)でも活躍している「奴田原文夫選手」とパリダカで有名、かつ WRC アイボリーコーストで日本人初の WRC イベント優勝を飾った「篠塚建次郎選手の同乗走行」。
同乗走行は…残念ながら抽選にはずれてしまい、乗せてもらうことは出来なかった。
残念。サイン会は希望者全員がもらえるみたいだったんだけど…来年はちゃんと色紙か何かを持って行こう。絶対。
しかし、ラリーいいね。
500メートルくらいの観覧専用ステージが作られたのだけど、みんな何であんなスピードで砂利道を、しかもカーブに突っ込んでこられるのか理解不能。
実際に見てみると上手い人、下手な人やっぱりあるんですが、それにしてもみんな綺麗にドリフトしていく。
ドリフトなんて言うとどうも公道で馬鹿っぽいのが浮かんできて嫌悪感を示す方もいらっしゃると思うのですが、ラリーのドリフトは単純で美しい。美しく見せるためのドリフトではなくて、速く走るためのドリフト。そこには機能美がある。
ラリーはクラスがいくつか分けられていて、もちろんランサーエボリューションが出るようなトップクラスもあるんですが、ダイハツストーリアとか、三菱コルトでも出場可能なクラスがある。
しかも、今回ダイハツストーリアでクラス優勝をもぎ取った綾部美津雄さんは…なんと50歳オーバー。ラリー界では「リトルジャイアント」なんて言う異名をお持ちのようですが、かっこいいっす。かっこよすぎです。
あそこまでは走れないかもしれないけど、俺も出たい、と思いました。
いつか、お金を作って本当に出よう。全日本は無理でも、40までにレースに出たい。
イベント終了後は、若干の日焼け。RIJFの予備焼き完了。
夏はもうすぐ。
用語解説
WRC
世界ラリー選手権。世界中のラリーストの憧れ、世界選手権。F1と同じく、世界各地のイベントを転戦し、これもF1と同じくFIAが仕切って行われる。日本では RALLY JAPAN が北海道で行われる。
PWRC
世界プロダクションカーラリー選手権。
WRC がラリー用に無茶苦茶な改造した車の世界選手権ならば、PWRCは市販車で行うラリーの世界選手権。
と、言ってももちろん全くの市販ではなく、規約に合うよう多少の改造はされている。(主に安全面だという話を聞いている)
しかし、基本は市販車。ということで、世界的にこの部門ではスバルのインプレッサと三菱のランサーエボリューションの独壇場。他社は割ってはいる隙が全くない。日本車最高。
そもそもラリーとは
基本的には、「何時までに何処に着いて下さい」と言うのが目的。
たとえば、「茨城県水戸市から茨城県土浦市まで1時間30分で着いてください」と言われたらその通りの時間に目的地に到着しなければならない。早く着いても減点、遅く着いても減点。
ただ、これだけでは競技としては面白くないので、SS (スペシャルステージ) と言う物が設置される。
ここは「0分で目的地に着いてください。」という区間。
どういう事かと言えば、目的時間より遅れて着くことがデフォルトであり、その遅れをいかに少なくするか…つまり、どれだけ早く着けるのかが争点になる。
早く着けば着くほど減点が少ない…と言うことだったと思う。多分。
いわゆるゲームなどで扱われる「ラリー」で、派手にドリフトしていたりするのはこの区間で、観客用ステージとして作られるのもこのステージ。距離は極端に短いけど。