ドラえもんがまた読みたくなった

 ドラえもんは実際には太すぎて野比家の間取りでは廊下を歩くことはできない!というような本が出たらしい。
 これを書いてる方はなんだか住宅コンサルタントのようなことをされているようなのだけど、実際には著者の方の計算違いで、余裕でドラえもんは廊下を通れるんです。
 普通に考えたら出版社なり編集者なりの校正が入るから、著者の計算間違えって事はないはずなんだけど、今回はマジで計算間違いみたい。
 この本には他にも「キャッツアイ」の来生三姉妹の家は大きすぎる(何か裏で美術品の密売でもしてんじゃない?)みたいな指摘も。


こういう本ってあるサイクルで必ず出てくるけど、根本的なことを言ってしまえば「こんな話、どうでも良い」と思う。

設定に矛盾があるからなんだっつうのよ。
来生三姉妹のご自宅が大きいからなんだっつうのよ。
そんなこと言い始めたら「なんで第一話ではジャイ子と結婚する予定だったのにしずかちゃんと結婚してるのよ」とか「キャッツの正体ぐらい気付よ常考」とか「変な薬飲んだからって子供の体になっちゃうなんて、骨格とか筋肉とかどうなってんですか探偵さん」とか、いくらでも突っ込める。

そんな細かいところに突っ込みを入れているのはガキのうちだけで十分。
大人はそういう部分まで含めて愛してあげることが出来なくてはいけないのだ。この本の対象もたぶんそういう人たちなんだと思うよ。「2πrも計算できねえのかこの著者はテラワロス」なんて人は絶対対象にしてない。


まあ大人なら「もしもボックスがあれば全部解決する」なんて、誰でも分かるようなことを得意げに言ってはいけないって事ですよ。