怒髪天 "夢追道中" TOUR 2012 @ mito LIGHT HOUSE 2012.06.26

 兄ィ!兄ィ!兄ィィィィィィィィィィっ!
 お越しをお待ち申しておりました!

 の、怒髪天、水戸ライトハウス!でございます!


 長かった!長かった!


 稲葉さんが「フラカンが聞きたくなった」のと同じように、僕はあの地震の後まっ先に怒髪天を聞きたくなりました。

 しかし、今日まで待った!何故なら水戸で聞きたかった!



 あの地震の後、とにかく何も動かない。


 いた人はもちろんわかってるだろうけど、電車、バスはもちろん、電気もない、水道もない、かろうじてプロパンガスは動くけど、煮炊きするものはない。


 ツイッターで入ってくる情報はパンドラの箱の様。
 そのお陰でこの近辺はましな方だとは分かったのですが、それ以上の大きい絶望。


 そんなとき、ふと、怒髪天の「セバナ・セバーナ」が頭をよぎったのです
 その前の水戸ライトハウスで、増子兄ィが歌ったあのフレーズ。

 

怒髪天 / セバナ・セバーナ (より抜粋)

またな!すぐ会おう
またな!忘れんなよ
またな!その日までちゃんと生きてろ 約束だぜ




 涙があふれて止まりません。



 もちろん茨城県日立市なんて震度6強の地震が来た程度で、海沿いはちょっと津波でやられたくらいで、僕の家のテレビもパソコンも食器も、家財道具が一切合財倒れてやられたくらいで大したことはなかったんです。


 それでも、「その日まで生きてろ」という言葉ははっきり感じました。



 怒髪天が好きな人でも、その約束が守れなくなってしまった人もいたはずですから。



 だから、ちゃんと約束を守ってくれるであろう兄ィの言葉は、重く、そして優しい。

 兄ィは(話したことないですが)絶対に約束は守ってくれます。
 また会おうと言ってくれたのならば、絶対にまた会える。





 ステージに出てきた兄ィの胸には「WORK TO EAT, SING TO LIVE」の文字。

 喰うために働き、生きる為に歌う。


 正に。


 まさに兄ィにぴったりな言葉。


 生きる為に歌う男、増子直純


 そしてそれを見る為に集まった男ども女どもが総勢300人前後。

 そして、兄ィお決まりの一声

 

「よくきたーーーーーーーーーっ!」

 会場のボルテージは一気にMAX。
 

 Tabbey Roadのレコ発ツアーなので、構成はアルバムからが多め。

 でも、本人たちが言うとおり、捨て曲なし!

 もちろんキラーチューン「労働CALLING」「オトナノススメ」も!

 押忍賛歌では坂さんのフランス語による押忍賛歌も聞けて、大満足。

 


 本当にいいライブはあっという間。
 次が本編最後の曲の様です。

 


 そこで、僕が待ち望んでいたあの曲。

 

「セバナ・セバーナ」



 大丈夫だ、兄ィ。
 どれだけつらいことがあっても、どれだけ悔しくても。
 クソみたいな仕事でも。


 絶対に、また、兄ィの歌、聞きに行くよ。


 だから、約束だ。


 また、会いましょう。


 

 

 

 



extra:


 本編が終わって…もちろん誰も帰りません。
 僕ももちろん帰りません。
 フライヤー配らなきゃいけないんですけど、帰れません。


 アンコール、メンバーが出てきて、兄ィが一言。
「今日は、お前たちと乾杯だ!」

 酒爆!僕、ジャイコナイトで掛けましたぜ!
 というのもあって、ものすげーはっちゃけましたぜ。


怒髪天 / 酒燃料爆進曲

それいけ!俺!しょぼくれて日が暮れて
頑張れ!俺!連戦も連敗中
燃えてる!俺!またしても先走り
バカヤロー!俺!わかっちゃいるが…

優しい!俺!遠慮して暮らしても
激しい!俺!やるときは命懸け
夢見る!俺!明日こそ明日こそ
信じる!俺!迷いはないぜ

ドン底で青い吐息 がっくりと止まりそう
そんな時ゃガソリンだ!

男よ呑め!男よ酔え!やるせねェ人生の丁度イイ苦さが肴になる!
歌を唄え!ダミ声も高らかに!
胸ヤケ 酒ヤケ やけに染みた 朝焼けの空

戦え!俺! 勝てなくてもまけるな!
生き抜け!俺! 生きてる内が花よ
ボロボロ!俺! それだって走ってりゃ
輝く!俺! 朝陽も登る

枯れそうな俺の花に タップリと水をやろう
ナミナミとついでくれ

男よ呑め!男よ酔え!やるせねェ人生の丁度イイ苦さが肴になる!
歌を唄え!ダミ声も高らかに!
胸ヤケ 酒ヤケ やけに染みた 朝焼けの空




 男くさい?
 へっ。上等っすよ、上等。

 て、いうか、兄ィ、DJパフォーマンスやるんだ!
 ジャイコ水戸で呼んでください!マジで!