REDLINE TOUR 2012 @ 渋谷 Club Quattro / 新木場 STUDIO COAST 2012.10.13,14

 とても遅くなりましたが、REDLINE というライブツアーの二つに参加してきました。

 

 僕が出演する訳ではなく、DJ 178ツアーのツアー要員としてです。

 

 まずは10/13の土曜日。

 この日は渋谷のClub Quattroでした。

 

 都内のライブハウスで行ったことあるのって…恵比寿Liquidくらいだったので初のQuattroでした。

 いや、AXは行った事あるけどもね。比較的小さめの・・・という意味で、です。

 

 今回は東京ということで前乗りではありませんので当日水戸で待ち合わせた178さんを車に乗せ、出発します。

 とは言え僕もタダで行くわけではありません。もちろん、あわよくばVJを…と。

 ということではじめに僕のVJの話から。

 

 あわよくば…と言ったものの、今回は一応機材くらいは持って行ってみようか?という感じで、可能性はそんなにないと思っていました。

 

 とはいえ会場もQuattroのほうが手が届きやすいし、出演者の数自体も少ないので、どちらかと言えばCOASTよりはQuattroの方が可能性高いかな?という期待はありましたが。

 

  ただ実際にQuattroに到着してみると、VJ機材を置けるような場所もなく、ちょっと難しいのかな…と。

 

 残念ですが、仕方ありません。

 

 

 さてライブの方ですが、Opening DJ がダイノジ大谷さんだったりしてびっくりした(出るのは分かってたけど、オープニングだとは思ってなかった)り、クリープハイプの尾崎さん、秀吉の柿沢秀吉さんも弾き語りでしっとりと聞かせてくれたり。

 僕のイメージしていたREDLINEはもっとうるさい感じだったのですが、車じゃなければお酒でも飲んで落ち着いて見ていたいような、いい意味で裏切られたそんな初日でした。

 

 

 終演後、富士そばを初体験し、そのまま東京に残る178さんと一旦別れて茨城へ戻ります。

 

 

 そして10/14。

 今日は物販のお手伝いで、Mikeさんと一緒に新木場STUDIO COASTへ向かいます。

 新木場ですから、ハナからVJをやろうというつもりも有りません。今日はREDLINEのツアーTを買ったり、バンド見たりたっぷり遊んでやるんだ(笑)

 

 

 さて、

 

「新木場って…どれくらいかかるんだろう」

 

 というのがまったくわからない僕は、入り時間が14:00ということもあり取りあえずMikeさんに

 

「11時…くらいに出発でどうでしょうか?」

 

 ということで迎えにいったのですが、実際新木場に着いたのは12:30(笑)

  新木場、意外と近かったです。

 

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 初めての STUDIO COAST に舞い上がった僕はとりあえずひとしきり COAST 内を少しだけ探検…して、即物販の準備に取り掛かります。

 178さんから14時ころに到着すると連絡がありましたので、それまでには準備しておかないとね。

 場所も入り口ど真ん前、DJブースの近くのいいところにとってもらいました。

 

 前日はプライスカードとかまったく製作しないで Quattro で物販やって、隣のタワレコさんの素晴らしさに赤面したのです。

 なので本日は反省してちゃんと作成、プライスを掲示。もう一人のお手伝いGackyも到着し、これで販売の準備は整いました。

 

 そして主役の178さんも到着。

 これで本日のクルーが全員集合しました。さ、やっちゃいましょ!

 

 

 ところで、最近イベントやっていて気づいたのですが、ジャイコ水戸のようなイベントの場合は、小規模なので全員で朝礼してから「それじゃオープンします!」なんて感じで始まります。

 でも大きいイベントになるとオープンをいちいち教えてはくれません。あるいは大きくて舞い上がっている僕がそれに気づいていません(笑)

 

 昨日のQuattroもそうなのですが、気がついたらお客さんが入ってきて「あ、あれ?開いてる?」という感じで始まります。

 COASTもまさにそれでした(笑)

 

 

 さて、DJブースでは数名のDJさんがすでにプレイをしています。

 各人のスタイルが違っており「勉強になるなー」なんて感じで物販そっちのけで見入っていると、178さんがこっちにきます。

 

 いえ!サボってませんよ!後学の為にDJさんをですね…

 

 ところが、そういうことではないようです。

 

 

 

178「VJ、やらせてもらえることになった」

 

 

  

 前にも書いたとおり、STUDIO COAST は無理だと思っていたんです。

 それに、ここにきてわかったことですが REDLINE の COAST は見た目だけでわかる位スペシャル。

 いわゆる数バンドでのライブサーキットというよりも、完全にフェスです。

 そこへきてまさかの、新木場 STUDIO COAST で VJ。

 やれるわけないと思っていたところのサプライズ。上がります。

 

 

僕「ありがとうございます!じゃ、178 さんの時までに準備しときます!」

 

178「いや、このあとの DJ 全員」

 

僕「 」

 

 

 僕はこれまで VJ を何度かやらせてもらいましたが、178 さんだったり、Mike さん、ぶんさん、Gacky といったジャイコレジデントがメインで、それ以外であっても事前に打ち合わせがあってやらせてもらいました。

 

 ところが今回は見ず知らずの DJ さんにも VJ をやらなければなりません。しかも、フェスの空気を纏った REDLINE @新木場 STUDIO COAST

 

 すごい緊張。

 

 

 僕が ROCK の VJ をやる上で最も気を使うのは「曲を壊さないこと」です。

 言い方は悪いですが、曲を壊すくらいなら無難な映像を流します。

 

 それが、まったく知らない DJ さんに VJ をつけるということは、その DJ さんの流す曲や DJ さんの傾向、いってしまえば「世界観」を把握して同時に映像を流すということです。

 

 178 さんはいつも通りやればいいといってくれましたが、やはり緊張します。

 同時に、打ち合わせもなく REDLINE TOUR で突然やらせてもらえるなんて、と高まってきました。

 

 どこの馬の骨ともわからない人間に大事な DJ BOOTH の VJ を任せてもらえる REDLINE に感謝しつつ(もちろんイベント側が今まで一緒に回ってきた 178 さんを信用してのことですが)メインステージが動いている間に急いで DJ ブースに向かってプロジェクターをセッティング。

 光量十分!映像同期よし!準備完了!

 

 準備完了後すぐにメインステージが終わり、DJさんが音を出し始めます。

 同時に映像を流します。いよいよ僕の出番です!

 …が、何かを思う間もなく、本当にあっという間に終わりました。

 

 今回のイベントは、メインステージでライブが終わり、メインステージが転換を行っている間に別の場所にある DJ BOOTH が稼動する…という仕組みなので、DJ BOOTH で曲が流れているのはおよそ 15-20 分。

 その間だけ僕は VJ 稼動するので、ジャイコのレジデントプレイ時間の半分以下の時間だったのです。

 

 そこまでは「この後 SiM の前まで何時間 VJ やるんだー(汗)」と思っていましたが、初めの方が終わった時にそのことに気付き、すごく気が楽になりました。

 この時間なら集中力を切らさずに最高のパフォーマンスを維持できる、と。

 

 

 と、同時に色々悪いことを思いついてしまいました(笑)

 

 DJ BOOTH が動いていないとき、照明が落ちてしまい、スクリーンに何も映っていない状態になってしまうのです。

 これは気になります。

 使っていない時間とはいえ、サブステージに何もないのは寂しい…でも、その間もずーっと映像を垂れ流しておくのも違うなぁ…

 

 

 そこで、REDLINE スタッフの方に無理を承知で

 

「REDLINE のロゴデータをいただけませんか?DJ ブースを使っていない間、出力しておきたいのです」

 

 とほんとに無茶なお願い。どこの誰だかわからない人に REDLINE のロゴデータなんて渡せるわけが…

 

 

 と思っていたのですが、まさかの快諾。

 

 

 すごい。

 

 データをもらい、壁面に REDLINE 2012 のロゴが投影されます。

 

 

 それを見たスタッフの方が

 

「なんか、すごいですね。ほんとにフェスの DJ ブースみたいになってきましたね!」

 

 と言ってくださったのが僕にとっては何より嬉しかったです。

 

 

 その後もちょこちょこ無茶なお願いをしたのですが、全て対応して頂き DJ BOOTH もどんどんそれっぽくなっていきます。

 調子づいてしまったのか、そのあとは消化しきれない位にアイディアが出てきました。

 もちろんその結局すべてを実現することはできませんでしたが、178さんはじめ、終演までの出演全 DJ さんに VJ をつけさせていただき、REDLINE TOUR 2012 新木場STUDIO COAST での VJ を終えました。

 

 

 

 群馬のときはリハーサルを重ねての VJ でした。多少のトラブルはありましたが、その時できることをやりきりました。結果、満足いくものができたと思います。

 

 でも今回はリハなし。突然依頼されての VJ でした。

 なので、少しだけ自信持ってもいいかもな…と思った 2012 年の REDLINE TOUR でした。

 

 では、また。