昨日は、休みだということもあり…以前からの念願であった機材用のケーブルを作成することにしました。
と、言っても僕の場合は「音質が悪いから」とか「画質がわるいから」というような、実用面でもんだいがあったからというわけではありません。
あくまで見た目の問題。
僕はVJをやったりUSTしたりするので、コンポジットのケーブルを沢山持っているのですが…どれもこれもかっこよくないのです。
まあ、当たり前ですね。テレビとビデオを繫ぐ市販のコンポジットケーブル(いわゆる、赤白)でやってるので。
もちろん使用する用途もそんなクリティカルな音質、画質が求められるものではなかったというのもありますが…それにしてもケーブルはカッコいいほうがいいじゃない?
ということで、自分好みのケーブルを作ってみようかな!と思ったわけです。
ケーブル作成に際し購入したアイテムはこちら
まずはRCA端子!
こちらは電子工作やる人ならおなじみ「秋月電子」で購入できます。
バラすとこんな感じになります。
お次はケーブル。
こちらは信頼の日本製、カナレのL-3CV2Sです。僕は青と赤をチョイスしました。
写真は青ですね。
こちらは秋葉原ラジオセンター2Fの「山本電機」で購入できます。
ベルデンの8412でもいいのですが、RCAのピンプラグを作りたいだけなのに、あちらは2芯で取り扱いが面倒なのと…なによりお値段も若干お高いですし。
さて、いよいよ工作に入ります。
半田、半田こて、コテ台位は男子たるもの家にあって当然ですので、買いません。
当然僕の家にもありますから。
制作にあたってはこちらを参考にしました。
http://homepage3.nifty.com/softone/rcapincable/rcapincable.htm
本当はプラグとかケーブルとか違うのにしようと思っていたのですが、気に入ったものとコストの関係で色々考えて買って帰ってきたら見事に同じになっていたという(笑)
さて、このケーブルを自分の必要な長さに切断します…って当たり前っすね。
こういうケーブルを専用に扱うニッパーとかあればいいんですけど…ちょっと手間取りますが普通のカッターとかニッパーでもいけます。
…僕はそうしました。このあたり、電子工作やってる人に言わせると絶対甘いんです。絶対に「専用のツール使った方がいいよ!」といわれます。
でも僕の目標は
「とりあえずちゃんと映像(音声)がでて、カッコいいケーブルが欲しい」
なのでご勘弁を。
そもそも僕、赤白のケーブルと黄色のケーブル、適当に使う人ですから。赤白を映像に繋いだり、黄色で音声を繫いだり。
いや、もちろん間に合わないときは、ですが。
ケーブルを切断したら、先にこの締め金具をケーブルに通しておきます(重要)
ケーブルの片端を作成しただけならまだ問題ないのですが、二端目でこれを忘れると、もうどうしようもありません。
これを通したら、次にケーブルの被覆をむきます。ビニールなんでカッターでも簡単に向けますが、被覆剥きがあると確かに便利だと思います。LANケーブル作ってた時はあったんですけど、どこ行っちゃったのかな…
さて被覆をむくとこんな感じでシールド部分(金属網状のもの)が出てきます。
この部分を折り返すのですが…僕これ苦手なんですよね。上手くひっくり返せません。
上手な人は網目を解かずにきれいにひっくり返すんですけど…僕はこんなふうになっちゃいます。
次は今折り返した部分にシールド部分をシールド保持金具で留めておきます。
上の写真みたいに、シールド部分が保持金具より長いとあとで「ハミ毛」みたいなケーブルになっちゃうのでもし長めになってる場合はこの時点で無駄毛処理よろしく、下の写真みたいにシールドをきれいにカットしておきましょう。
次に、芯線を出すため、内皮を剥きます。
ここで注意しなければいけないのは、このカナレのケーブル、単線ではなく撚り線だということです。
芯線の一本一本が細いので、線を切断しないよう最新の注意を払い、内皮をカットします…
…これもまた、同軸専用の工具があれば心配ご無用なのですが…。
そんな高いものでもないので、もしこれ見て「作ってみようかな?」と思った人はケーブルとか購入した時、ついでに購入しておいた方がいいと思います。
で、きれいに向けたら芯線を撚り、はんだで固めます。
芯線をちょっと半田で熱してやって、それからそこにはんだを流し込むと、はんだがすーーーっと浸みていきます。それでOKです。
ちなみに僕はこの工程が一番好きです。
そしたら次、RCAのプラグ部分と芯線を結合します。
真ん中に穴があいているので、そこにケーブルを突っ込みます
プラグに空いている窓状の穴からはんだを流し込み、きっちり接続します。
ちなみにこれ、なんか芋みたいになってるので、良くないハンダ付けです。
最後にRCAケーブルのシールドになる部分を差し込み、外装を入れ、ねじを回し込んで完成!
どーすか、このケーブル!
かっこいい!
それでは、お休みなさーい。