No Regret Life @ mito LIGHT HOUSE 2013.04.12

 ノーリグ、最後の水戸だった。

 

 ライブ中に聞かれて手を挙げなかったのだけど、うーん。微妙だから手を挙げなかったのだけど、ノーリグのライブは初めてだった。

 

 和奏さんは何度か拝見している。弾き語りで。

 新潟では一緒にイベントに出た。

 

 なので、初めて…という感じではなかったのだ。

 

 

 ノーリグは3バンド対バンの最後。

 

 

 僕は正直、ノーリグの曲は知らない。

 ぎりぎり「右手の在処」「失くした言葉」くらい。

 

 でも、一曲目から完全にやられた。

 初めて聴いた曲、でも、和奏さんの声と歌詞で涙が出そうになる。

 今、僕は実は結構辛い状況に立っている。

 人を好きになったり、嫌いになったり。ひどい事を言ったり、言われたり。

 そんなときに聞いたものだから、ものすごく和奏さんの声がしみ込んだ。優しく、強く、しみ込んできた。

 

 

 ライブを通して、一人で勝手にNo regret life…つまり「後悔の無い人生」って何だろうってことをずっと考えていた。

 

 このミニツアーが終われば、最後の全国ツアーに出る、No regret life

 バンドとしてこれまでずっとやってきた。それを終える。

 

 それを「後悔の無い人生」と、言えるんだろうか。

 

 

 

 ライブ中、以前水戸に来たときの話になった。

 前公演が北海道で、そこから水戸に来たせいで風邪を引いてしまい、声が出なかったらしい。

 和奏さんはそのときの事をやはり悔やんでいる、と言っていた。

 でも、そのときがあって、今こうしてまた水戸にいる。その時の分を取り返すぐらい今日は楽しくやろう。

 そんな話だった。

 

 

 「後悔の無い人生」なんてない。

 

 

 あの時こうすれば。

 あの時に戻れたら。

 

 

 そんな事を、生きる限り何度も何度も繰り返す。

 間違いを犯し、人に傷つけられ、裏切られる。

 

 それでも、最後の瞬間に笑えたらそれいい人生だと言えるんじゃないか。

 

 

 

 

 後悔の無い人生なんて無い。

 自分に出来る事は、最後に笑う為に今という一瞬を精一杯やる。

 それだけだ。

 

 ありがとう、No Regret Life