2013/12/03 DOTS SPECIAL @ mito LIGHT HOUSE

 DOTS SPECIALのこと。

 

 今回、僕は現場監督みたいな感じで忙しかった。まあ、大抵いつも現場環境取り仕切りはある程度やるのだけれど、今回は178がゲストのエスコートに行ってしまったので、まるっきり僕がやる事になった。

 至らないところもあったけど、クルーのみんなはいつも協力してくれるので準備は巧くいったと思う。

 

 物販はいつもmaiとMakotoに任せてしまうし、裏のロープもゆにぞんに任せてしまうし、表の整理はかとうだし。僕なんかは指示を出して二階でVJのセッティングをしてしまうだけなので、何も手伝えないのがとても申し訳ないのだけど。

 

 ライトハウスの方もいつも最大限協力してくれるので助かっています。

 

 皆さん、いつもありがとうございます。

 

 

 さて、ゲストのBUNTAさんも無事に到着、挨拶もリハも終え、開場時に予想された混乱もさほどなく無事開場。

 

 これでレジデントの登場までは何もする事ないので、BxAxGのライブはじっくり楽しめるぞ、と。思った矢先。

 

 

 

 周囲の順調っぷりをよそに、とんでもない事態が起こった。

 

 

 

 MikeさんのOpeningプレイ中、裏でDOTSのフラッグとそれっぽい映像をレイヤー重ねておいておいたのだけど、これはDOTSの映像なので、BxAxGのライブの邪魔になってしまう。

 ということで、BxAxGが始まる前に映像を止めなければならないのだが…フロアに出ると、出力されているはずのDOTSのフラッグも映像も、スクリーンに出力されていない。

 

 

 

 なぜ!?

 

 

 

 あわてて二階へ向かうと、点灯しているプロジェクターの赤ランプ。

 これは「警告灯」というやつで、プロジェクターに何らかの異常が起こっていることを示すランプ。

 もしかすると瞬停(瞬間停電)かもしれない。プロジェクターは非常に高温になるため、クーリングの時間(およそ5分程度)をおいてから電源を落とさないとランプが割れてしまったりする。そのため、瞬停がおこると「クーリングしないで消しましたね?」という意味の赤ランプがつくのだ。

 

 落ちてから時間が経っているのか、プロジェクター自体は十分冷えている。

 落ち着いて電源を入れ直す。 

 しかし結果は同じ。赤ランプ。

 コンセントを抜いて、しばらく待ち、もう一度刺し直しから電源を入れても同じ。

 

 

 

 慌ててプロジェクターをVJのシステムから外し、楽屋でドライバーを使いばらすと…ランプが割れていた。

 

 

 ランプぁアアァぁぁぁぁ!!!!!!!!(大泣き・3万円クラスの部品)

 設定上のミス、ソフトの不具合であればまだどうにかなる。

 しかし原因が確定してしまった、しかも今すぐ替えの部品が手に入るはずもない故障。

 

 

 頭の中が真っ白である。

 

 

 しかし、そんな僕を見たMikeさんは慌てずbubbleへ電話。

 おかげでspace lab bubbleのプロジェクターをなんとか借りる事が出来た。

 Mikeさん、そしてbubbleのシンノスケさん、ありがとうございました(泣)

 

 

 BxAxGの間にプロジェクターを借りてきて、プロジェクターの再設置。

 プロジェクターの設定、投影テスト、ピント合わせ、転換入ってからしか出来ないけれども、投影できるように準備だけはしておく。

 そんな訳で、BxAxGのライブは最後の数曲しか聞けなかったけど、二階席にあがったとたんフロアの熱気が固まっていたのがわかったので、すごいライブをやったのだと思う。

 

 見たかった。

 

 

 しかし、そうゆっくりもしていられない。再度スクリーンをおろしてもらい、プロジェクターを投影。DJ卓のセッティング中になんとかプロジェクターの準備を終え、ピント合わせ、アスペクト変更。スクリーンサイズにフィットさせてからのピントの変更。

 いつも使っているプロジェクターではないのでメニューの配置とかで手間取ったけど、ぎりぎり、ぎりぎりスタートに間に合った。

 

 

 

 でも、VJをスタートしてからスクリーンをよく見ると、画像の上部分が切れてしまっている。

 出力されていない部分があるみたいだ。

 スイッチャーは画像のすべてを出力している様なので、おそらくプロジェクターの設定ミスだろう。

 

 とはいえ、今更調整はできないのでこのまま誤摩化しきるしかない。

 ライブが始まってしまってからメニュー画面を開いて画像調整をすることほど興をそがれることはない。

 パソコン側の設定ならばビデオスイッチャーで映像を遮断している間にできるけれど、プロジェクターのセッティングは全く不可能だ。プロジェクターの光線を遮断したところで、じゃあ何を見てメニューを確認すればいいのか、という話。

 

 

 最大級のトラブルに続き、中量級トラブルを抱えたままででVJが始まったのだけど、ここでまた一つ小トラブルが。

 

 VJで使っている映像の中に、BPMにsyncする映像がある。

 エレクトロで4つ打ち取り入れた曲だとそういう画像を大量に使うので顕著なのですが、BPMの測定は手動で行います。何せ、DJはいつもピッチを変える。基本となる曲のBPMに合わせる事も可能だが、プレイ中にピッチをいじられたりしたら同じだ。

 

 ところが…BPMの測定が働かない。

 

 

 HEY-SMITH / endress sorrow の終盤「NO MORE WAR」の場面。

 これもリズムに合わせての出力をしているのですが…

 

 BPMの測定ができないと、映像が動かないのです。

 

 

 出せ…ない。

 

 

 ほかにも、音量に合わせて動くものとか、キータップに合わせて動きをかえるものとかが軒並み動かなくなっている(汗

 昨日の夜に動かしたときは動いたのに…

 

 と、ぐちぐち言っても仕方ないので、とにかく今あるものでどうにかすることに。

 

 

 その日のVJに関しては、フロアの雰囲気とDJに助けられっぱなしで、全体としてはいいイベントになったのが何よりの救いです。

 

 

 終演後、忙しいBUNTAさんにご挨拶し、撤収。

 

 

 プロジェクターの故障は、いずれくるとは思っていたけどこんなに早く来るとは…

 途中、何回かヒート状態で止めちゃったことがあったから、その影響もあったのかな・・・

 

 

 今後、プロジェクターは大事に扱うことにいたします。はい。

 

 

 

 打ち上げは安定の打ち上げ。

 DOTSクルーとBxAxGで打ち上がった訳ですが、ももしの荒れっぷりが紙が買っておりました。

 そして、KAZUKIさんとは自作PCの話でひとしきり盛り上がりました。

 GeForceよりもRADEONだよねー、とか。昔はAMDで組んでたけど、パフォーマンスのことを考えると今はIntel一択になっちゃうねー、とか。

 

 

 ああ、楽しい打ち上げだった。

 BxAxGとはまた一緒に何かやりたい、なんて個人的に思っております。

 

 

 それではね。