ジャイコナイトvol.10、無事終了いたしました。どうもありがとうございました!
今回は土曜開催ということもあり、たくさんのお客さんにご来場頂き、とても楽しい土曜日になりました。
前回で宴会族のダバさんが活動を休止されてしまうなどもあり、今回はいろいろ新しい試みを取り入れた買いとなりました。
Mikeさんがトリを務められたのも、ある意味新しい試みであります。
新しい試みと言えば、僕の方でもvol.9からはVJにMIDIコンを導入しました。
vol.9で使用したのは僕がいつもDJ練習で使用している VCI-100MKⅡなのですが、これがまあ使い勝手が悪い悪い。
Vestaxさんの名誉の為に申しあげておきますと、DJ用に使用するには素晴らしいMIDIコンです。
ボタンの感触はちょっと気に入らないですが、重厚感や仕上げなど物凄く練られており、トータルでこれがあのお値段であれば大満足です。
でも、そこはやはりDJ用でした。
MIDIコンというのは、パソコンにUSB等で外付けする周辺機器で、キーボード型、ターンテーブル型など様々な形のMIDIコンがあります。
ではなぜ、形も違うそれらをまとめて「MIDIコン」と言うのか。
それは、MIDI信号をパソコンに送信しているからなのですね。当たり前な感じですが。
MIDI信号というのを細かく説明し始めるとwikipediaの項目が書けてしまうので、wikipediaの方をご覧いただくとして(笑)、とにかくパソコンに対して信号を出しているわけです。
その信号をパソコンにインストールしたソフトで受信します。
MIDI信号に対応したソフトなら何でもいいので、ソフトは「DJソフト」だったり、「ソフトシンセ」だったり様々です。
信号を受信することでそれぞれのソフトが動作を起こします。
例えばMIDIコンが「A」という信号を送信したとします。
それに対し、受信したDJソフトでは FRANGER ON という動作をします。
ですが同じ「A」という信号をソフトシンセが受信した場合、中央ハの音を出力する…という動作を行います。
というように、MIDIコンから受信した信号に対してソフトウェアで割り付いている動作を行う…というのが基本的な動作になります。
ふう。長かった。
そういうわけですから、規格に合致した信号をパソコンに送ってくれれば、コントローラーとしての形状は何でもいい、と。
僕の使っているVJソフトはMIDI信号に対応していましたので、VJソフトの制御にDJ用MIDIコンである VCI-100MKIIを使うことができたわけですね。
とはいえDJソフトならばターンテーブル型のMIDIコントローラーが使い勝手いいですし、ソフトシンセならばやっぱりキーボード型のコントローラーが使いやすいでしょう。
温水便座のコントローラー型MIDIコンだって作ろうと思えば作れるのに登場しないのは、そういう理由…も多少あるのかな、と思います。違うとは思いますけど。
じゃあ、VJによく合うコントローラー…ということになると非常に難しい。
VJ用のコントローラーがある…かとおもいきや、ないんですね。
もしかするとあるかもしれません。
でもVJのコントローラーって、ボタンに映像が出るLCDがくっついてて…とかじゃないと専用で出す意味もあまりなく…そうなると設定もめんどくさいですし…多分、40万とかするんじゃないでしょうか(汗)
そこで今回僕が使用したのは、KORGのnano KONTROL2!!!
これはVJ専用ではないのですが、上の方にロータリーエンコーダーが8つ、メイン部分に縦フェーダーが8つとパッドが8*3の計24個搭載されているものです。
欲を言えばフェーダーとパッド部分が分離してほしいところですが、何しろこれ、4000円で買えてしまうので、文句があるはずもありません。
今回はこれを使って映像制御、エフェクトを行っていました。
これまでジャイコのVJでは、映像をテンポ良く出力するということに主眼を置いていました。
ですが、MIDIコンを使えばそれに加え、比較的お手軽に映像の速度調整、映像に対してエフェクトをかけることができるようになります。
実際、やってみて表現の幅がものすごーく広がりました。
それが影響を与えたかどうかはちょっとわかりませんが、ほんの少しでも多く、来てくれる方に楽しみがプラスできてればいいなあ、と。おもいます。
ではそんなわけで、今回のVJ改良点でした!