常夜鍋

 現在、茨城県の農作物が大変危機的な状況に陥っている。
 例の福島第一原子力発電所事故に伴い、県内産野菜の一部から基準値を超える放射線の数値が検出されたためだ。

 ただ、これは一部の野菜、一部の地域のものだけだ。高萩のほうれん草とか。
 茨城県全ての野菜が汚染されているわけではない。当たり前だけど。
 茨城の野菜は売れて欲しい。でも、基準値を超えてしまった以上し方が無いものはある。しかし、茨城の野菜全てを市場から閉め出すのはあまりにもあまりではないか。

 という事で、ほうれん草をごっそり貰ってきた。
 一昨々日、一昨日と、水戸ライトハウスでほうれん草を配っていたので、貰ってきたのだ。頑張ろう茨城キャンペーンの一環…ってことで。

 ほうれん草と言えば…おひたし、胡麻和え、何でもいけるけれどやはり冬である事を考えれば、キングオブほうれん草料理「常夜鍋」の出番ではないでしょうか!

 常夜鍋、調理法はいたって簡単。特別用意するのはほうれん草と豚肉くらい。後は塩、水、酒、昆布だしなど、普通にご家庭にあるもの。
 分量とか細かく考えればベストな方法とかあるんだろうけど、ウチでは大雑把にこんな感じ。

1. ほうれん草を水でよく洗って、軽くゆでる
2. ゆでたホウレンソウの根元の部分を切り落とす
3. 土鍋に水4 : 酒1の割合で入れる。昆布でだしをとる(昆布だしの素でもいい)
4. 土鍋を一煮立てさせ、アルコールを飛ばし、塩を少々加える
5. ほうれん草と豚肉を鍋に入れて煮る
6. ポン酢でほうれん草、豚肉を一緒に頂く

まあ、こんなもんです。

しかしこれが神懸かりに美味い。
ほうれん草なんて、鍋に入れると思ってなかったから、余計ショック。簡単なので、是非皆さんもどうぞ!