アイドル大戦争 第二戦 @ mito LIGHT HOUSE 2013.06.09

 先週の日曜、水戸ライトハウスにて DOTS番外編、「アイドル大戦争 第二戦」というイベントでした。

 

 昨年は8月だったと思うのですが、第一弾をやったんです。

 その時は僕は欠席してましたので、今回が初の参加となります。

 

 今回の公演にはちょっとした想いもあったんですね。

 

 

 確か2ヶ月前。

 那珂市で開催されていた八重桜祭りに、茨城県内のご当地アイドルと秋葉原からのご当地アイドルが集合するっていうイベントがあったんです。

 

 茨城からはT-Princess、かしま未来りーな、先日のDOTS vol.2 に遊びにきてくれたしもんchu、そして今回ご一緒した水戸ご当地アイドル(仮)、秋葉原からはAOS、DDDC、RynRynどろっぷの合計7組。

 

 

 アイドルのステージを見たのは多分これが初めてだったと思います。

  

 なぜなら私、女子が苦手

 

 

 かわいければかわいいほど苦手!近くに寄れません!

 

 

 誤解しないで欲しいのですが、慣れてくれば美人さんでもかわいくても別に大丈夫なんです。問題は、慣れるまでです。

 今でこそ普通ですが、うちの女子クルーも当初は本当もう苦手でした。一回り(更にそれ以上)年下の女子ですよ?!

 …と、何回か一緒にイベントやるうちに普通に話せるようになってきた感じです。

 お客さんもそうなんです。男女問わず初対面が苦手…あれ?単なる対人障害なのかな…(汗)

 

 

 まあつまり、身近なわけがないアイドルに慣れる事など永遠にない!ということです。

 話する機会なんてないし、そもそも話をするといったところで一体この僕が何を話すのか。

 

 

 「いやあ、あの僕、映像でV-4ex使ってるんですけど、あれマジ神なんすよ!入力から出力までアナログ要素なく全てデジタル処理できるから、出てくる映像すごいクリアだし明るいんです!

 これまでコンポジ入力してたビデオもHDMIで入力できるようになってこっちもデジタルだし、いや、でもコンポジでやってたっつっても僕が自分で作ったケーブルなんで市販してるケーブルでやるよりは全っっっっっっ然クオリティ高い映像だったとはおもうんですけどね!!!」

 

 

 …なんて熱弁してご覧なさい。

 邪念もない(様に見える)100%、いや、120%の笑顔で

 

「そうなんですか!すごいですね!」

 

 なんつって返り討ちですよ…

 

 

 まあ、とにかく苦手だったんです。アイドルって。

 

 でも、自分でステージ立つようになって、そして八重桜の時にステージ見て。

「アイドルってすごいんだなあ」と初めて思いました。

 得意とか苦手とか以前の問題。

 ただ、すごいぞ、と。

 

 だって、「同じ事やってみてくださいよ」と言われたら僕は出来ませんもの。

 自分で出来ない事が、すなわちすごいって事でないのもわかります。ステージ上ではできて当然。その上でのクオリティ勝負ですから。

 ただ八重桜祭りでは、それぞれのアイドル達がステージに立つ人間として、表に出ない部分でやってる努力が(たまたま近いところで見せてもらったからなのか)ものすごく伝わってきたんですね。

 

 そこまで含めて、自分がそこまでできるのか、そしてやっているのか。

 

 

 そして、メンタリティというか…彼女たち自身がアイドルであるということがなによりすごいのです。

 もちろん、アイドルに限らず僕たちもそうだですが、いろんなところで色々と言われます。僕なんかだったら「選曲めちゃくちゃだし、映像もそんなよくないし」とか言われてんのかなー、と思います。

 

 理由のある批判、批評はありがたく受け止めるのですが、いわれのないことを言われることもあります。

 そんな時「言いてぇ奴は言ってろよ!」と言えればいいんですけど…やっぱり素直に凹みます。

 アイドルは僕なんかよりももっとずっとそういう事多いでしょう。辛い事、悲しい事、嫌な事。自分でそれに向かう職業ですから。

 

 それでも笑うし、ステージで歌う。

 何を言われてもアイドルはアイドルである事をやめない。それが彼女たちの最高の武器で、素晴らしいところだと思います。

 

 これからも頑張って欲しいし、応援したいですね。

 

 

 さて、話を戻して、アイドル大戦争です。

 まあ、そういうこともあって、今回こういう風に自分とアイドルがコラボレイトできる機会ってことですごく楽しみにしてました。

 ご当地アイドルのステージ中、勝手にVJつけるわけにはいかないので、DJの時にどれだけ出来るのか。178さん、Mikeさん、ぶんぶんさんと違って本当に予測できません。

 そしてライブステージのときの映像とカメラワーク。どうすれば一番よく見えるのか。

 

 DJの時、ほんとはあのスクリーン上で音に合わせて大きさが変化するDJ名をつける予定はなかったんです。(音に合わせて大きさが変化する文字は、先だってのBrown Eyeの時に発明して、気に入ってその後も多用してます)

 でも、そういういかにもなギミックがあった方がお客さんもやってる方も上がるかな…と思って急遽つけさせてもらいました。 

 

 カメラについても、普段ならDJがうつっていれば良いという感じなのですが、グループで、しかもアイドルという事になると全員を一枚に収めた方がよい。

 ただ、カメラは離れたところにあるのでアングルとかズームとかこちらから制御できないんですね。そういう点も勉強になりました。

 

 DOTSからは178、Mike、ぶんぶん、そしてmaiが出演したのですが、今回はmaiが僕としては上がりました。

 アイドル曲は基本的には誰でもいける曲が多いのですが、中でも鉄板をそろえての波状攻撃。硬いところはあったにせよお客さんもすごく楽しそうでしたし、なんか一皮むけちゃった感じがします。

 

 ぶんぶんの3回DJもかなり新鮮でした。

 元々「リクエスト募集したらどうでしょう?」と提案したのは僕なのですが、見事に大量のとっ散らかったリクエストが集まりまして、まとめてぶんぶんさんに送信する時に「うわあ、ちょっと申し訳ない事提案しちゃったかな…」と思ったのですが、実際にはリクエストからかけたのはたったの3曲だったのですが、その3曲で全てのリクエストを綺麗にまとめてくれました。

 さすがはDOTSのアイドルDJ。

 

 そして、水戸ご当地アイドル(仮)のライブ。

 二階席で映像を様子見ながらダッタので、以前八重桜のときに見たのと同じくらいの距離になるかな、と思います。

 しかし、こういっては申し訳ないのかもしれませんが…

 

「八重桜の時から何があったの!?」

 

 というくらいにライブの質が向上していました。

 

 ご当地ちゃんのライブはその八重桜と今回しか見た事ないのですが、すごい成長っぷり。最近のライブはみんなこうなのだとしたら、皆さん、これ見に行った方が良いですよ。

 今度は確か23日に水戸駅ペデストリアンデッキでしたか。

 お時間があれば是非見に行ってみてください。ほんとに。

 

 

 まあ、話は色々それましたが、VJとしては色々考えてやった結果、自分自身の課題としたいところは幾つかありましたがやっぱり今回もレベルは上がったと思います。

 

 こういう異種格闘技的な他流試合の機会は個人的に大歓迎ですし、イベントとしてもお客さんにひろい意味での音楽、ステージを知ってもらうってことですごく貴重な機会だと思います。

 クラシック縛りだったり、大人選曲縛りだったり。特定アーティスト…というのは、やり方さえ間違えなければいいと思うのですが、単に入り口を狭くしているだけになりかねないので注意は必要ですが…というのも楽しいかもしれませんね。

 

 本日のDOTS TVで178/Mikeが言っていた通り、本当に現時点で今後の予定は白紙です。なので、今後のDOTSの動き、ぜひご注目願います。

 本当に明日動き始めてもおかしくないですからね。

 

 

 ではでは、また。