日本以外の先進国でのご多分に漏れず、オーストラリアも基本的にカード社会。
何しろフリーマーケットでもカードが使える場所があるくらい。
(カードが使えないお店はお店の表に「Cash Only」「No EFTPOS」とか、カードは使えませんよ的なことが書いてある場合が多い。心配な場合はお店の人に「Excuse me ... (カード見せつつ) VISA OK?」とか聞けばよい。)
ということで、基本的には国際ブランド(VISA / MASTER / DCあたり)の限度額に達していないカードがあればオーストラリアで困ることはほぼ無い。
ただ、実際の支払いで戸惑うことになる前に、以下4点は抑えておくとよいと思う。
- 自分のカードの制限事項について
- カードの使い方
- 支払方法の選択
- PIN (暗証番号)
1. 自分のカードの制限事項について
日本国内で発行されたカードなので、海外使用にいろいろと制限がある場合があります。
海外でのキャッシングができないとか。(マネーロンダリング対策らしいです)
プリペイド式の場合はよくあるのだけど「ガソリンスタンドでは使えないよ」とか。
なので、日本国内にいるうちにカード会社のweb等で一応調べておくとよいと思います。
2. カードの使い方
日本でカードを使う場合、キャッシャーにカードを渡して「お支払いはいかがなさいますか?」と聞かれて精算の場合がほとんどなので、カードの使い方なんて知らなくて済むことがほとんど。
しかしこちらでは、カードを通したり精算方法を選んだりするのはお客である自分であることがほとんど。
- 磁気ストライプの場合は、カードをリーダーに通す (縦に「シュッ」てやつ)
- ICチップのついたカードの場合、リーダーに下から挿入する。
- 無線タグが使えるカードの場合、Suicaよろしくリーダーの上にカードを近づける
…なのだけど、まあ、もちろんお店によって違ったりするわけなので、うまく使えなかったらお店の人に教えてもらうしかない。基本、とても親切に教えてくれます。
3. 支払方法
カードを無事読みこんだ、と思っても次の難関が。
「SAV / CHQ / CR」
という謎の表示が現れるはず。
実はオーストラリアでは、クレジットカード = キャッシュカードであることが多く、キャッシュカードはデビッドカードだったりするので、カードを通したとき
「普通預金口座から引き落とす? (SAV) / 当座預金口座から引き落とす? (CHQ) / クレジットカードで支払う? (CR)」
と聞いてきているわけです。
それぞれ適したものを選べばよいわけですが、日本からきている以上ほぼ (CR) 一択ですよね。
4. PIN
どういう条件でこれが表示されるのかはよくわからないのだけど(金額の大きさだと個人的には思っている)、PIN = 暗証番号を要求される場合がある。
現金派の日本人にとっては「暗証番号!?」という人も多いと思う。(僕がそうだった)
ごくまれに日本でカードを使うときは「サイン」を求められることがほとんどなので、暗証番号を入力させられた記憶がないのだ。
オーストラリアでももちろん有人レジならサインでもよいのだけど、時間を取られるので他の人の迷惑になる場合がある。
そして無人レジの場合はもう、暗証番号一択なわけです。
なもんで、日本にいるうちにカードの暗証番号を確認しておきましょう。
この四点だけ抑えておけば大体OKだと思います。
後は…オージーは基本みんな親切なので、困ってたら助けてくれます。