事故報告書

 GW最終日。

 休み納め…というこで、自転車で遠くまで行こうと考えていました。

 ここ数日いやな事…というか、自分の気持ちをえぐるような出来事しかなかったし、身体でも動かして、温泉でも行って忘れようかなーって考えでした。

 大子まで行ければ蕎麦もおいしいからよかったんですけど(距離的には片道50kmなので、15km/hで行けば往復8時間くらい…)さすがにそれは厳しいので、山方町辺りかなあ…なんて考えてましたね。

 

 家の掃除等を済ませ、いつもの大きい青い鞄にお風呂の後の着替えや寒くなったとき用の上着等を詰め込んで出発したのが午前10時ちょっとすぎ、でしょうか。

 さすがにGW最終日だけあってか、普段なら混雑するはずのない家の近くの県道が渋滞とまでは行きませんが車の台数も多いなー、って状態です。

 

 さて、Bluetoothのヘッドセットからはandymoriを流しながら軽快に自転車を漕いで行くと、近所のコンビニの近くにさしかかります。距離にして家から約1km。

 

 そこで、僕はこんな状況に遭遇しました。

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この状態で僕は右から左に向かって自転車で走行中です。

下の路地から大きい県道に出てくる車には気がついていました。しかし、僕のところからはウインカーの点滅が見えなかったのと、左のウインカーが死角になっていたので

「この車は当然左折して県道に入るだろう」

と勝手な思い込みをしていました。

 

 しかし、その勝手な予測に反してこの車は僕の前の路地に入ってこようとしました。

 とはいえぶつかる距離ではありませんでした。向こうの車もゆっくり入ってきましたし、僕もその頃には路地に到達していましたので。

 ですが、車を運転するものとして、こういう時はちょっとよけてあげるのが親切です。なので僕はこんな回避行動を起こしました。

 

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 ところが、よけた先におそらく地震で出来たと思われる穴…というか段差がありました。

 それを更によけようとしてハンドルを切ったのですが…段差には運悪く砂がたまっていてかなりスリッピー。

 グリップを失ったタイヤが滑り、ハンドルはそのまま真横に。段差にタイヤが当たり、そのまま僕は正面から投げ出されるような形に。

 

 更に運が悪い事に、背中から落ちればいいところ…頭から地面に叩き付けられました。

 

 意識は一瞬も途切れる事はありませんでしたが、身体の自由が全く利きませんでした。

 息をするのが精一杯。

 痛いのか、興奮しているのか、でもとにかく身体は動かせない。でも動かないと。コンビニの駐車場で倒れてる訳には…

 

 と思っているとコンビニのお客さんと思われる方が

 

「大丈夫ですか!?」

 

と駆け寄ってきてくれました。

 

「だ…大丈夫です…」

 

と僕は答えたものの、傷口を押さえた手は血染め。

 

 初めて見ました。自分の手が真っ赤に染まるほどの出血を。

 

「あ…すげえ、血だ。」

 

なんて言っていたら違うお客さんが

 

「救急車呼んだから!ここは俺らで見てるから、安全だから動くんじゃない!!」

 

と。

 あれえ、俺、そんなやばい状況なのかなあ…なんて、すこし落ち着いてきたら背中と首に激しい痛みが。

 皆さん心配してくれているのか僕の住所とか名前とか聞いてきます。

 ありがとう。大丈夫。意識はハッキリしています。いやあ、転んじゃいましたねえ…なんて言っていると

 

「いいから!しゃべらなくていい!」

 

みたいなことを言う人も。あれ、それ、死亡フラグ

 

 取り敢えずやっと手が動くようになってきたので、ポケットからケータイを取り出してtwitterを開き

「やばい、事故った。」

とツイートしようとして出来たのが

 

「や。ばえ。事故った」

 

 こんなときツイッターに書き込んでしまうネタ人間ぶりが恨めしい。

 

 その後、自宅に電話で連絡し事故を起こした事、救急搬送される事を告げ、到着した救急車にストレッチャーで乗り込みます。

 

 搬送先はひたちなかの総合病院。元「日製」と言われていたところで、この近辺では最大級の総合病院です。

 

 背中の痛みがあまりにひどく全く動けない状態は続いていましたが、CT、レントゲンの結果骨や脳に以上はないという事で一安心。

 頭の傷は出来れば縫ったりして欲しくはなかったのですが…それは無理という事で5針(厳密にはホチキス状のもので5カ所固定)縫われてきました。

 

 処置が終わり両親が到着。

 この歳になって心配かけて申し訳ない。

 

 ここまで来て救急用のベッドから通常のベッドにやっと移され、身体が少し動かせるようになってきました。

 一応事故ってことで警察の事情聴取を受け、診察券を受け取り、次回(要は抜糸)の予約を済ませ(というか病院側にやってもらい)、父親の車で家に帰ります。

 帰る途中、コンビニによってコンビニの方にお礼を言い家に戻り、とにかく横になります。

 に、しても…首と背中が痛い。

 

 以上、GW最終日にやってしまった、事故の報告書でした。

 皆さん、大変ご迷惑おかけいたしました。大内一想34歳、身体の痛みはありますが元気でやっております。

 

 最後にグロい写真を三つアップしておしまいにしようと思います。

 

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パーカーの血痕

 

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バッグの血痕

 

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事件現場の血痕

 

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