最初に直接話したのはジャイコナイトMITO vol.1 の打ち上げ、水戸駅北口の和民でした。
まあ、生来他人と話すのが苦手な僕は
「あ、マイクさんのDJ教室一期生のがっきーさんですよね?僕も一応一期生なんです」
というような、当たり障りない声のかけかたをしたと思う。
(書いてて思い出したけど、僕もマイクさんのDJ教室受けてたんでした)
イベント始めたころは今ほど人慣れしていなくて、ほんと周りの人が苦手だったので、相当勇気を振り絞ってこれでした。
ラララライトハウスの稲葉店長がいるよ!良くわかんないけど、芸人さん(スズケンさん)だってこの人!と、まあ、踏みいれたばかりで舞い上がりっぱなしだった僕にビールをついでくれようとしたり、サラダを分けてくれたり。
とてもいい人だったのを覚えてます。
今考えるとなんで同じクルーにそんなことするんだって話ですけど、まあ、初対面ですからそんなもんです。そもそも最初はクルーとか、そういう意識も希薄でしたしね。
に、しても。
いい人だったんですよ。
同じイベントをやる人が、そのイベントの打ち上げで初対面…てのは今考えると相当面白いですけど(笑
その後、いよいよ同じ出演の回ともなる頃にはがっきーとは結構仲良くなって、
「今日の稲垣君のDJはなかなかだったよ!滑ってたけどねえ!」
「一想さんの映像もなかなかでしたよ!途中、止まってましたけど!」
みたいな、「上から稲垣」「上から一想」というお互い見下すという寸劇を毎度毎度演じたり。
GackyがレジデントのDJになって、で、僕は半年後ぐらいにレジデントのVJになったり。
なんか、共通点が多いんですよね。ちょこちょこ。
でも、そこそこ共通点はあるはずなのにがっきーについて印象に残る思い出は何故かとても少ない!!!(笑
実際は結構あるはずなんですけどね。
だって、DOTS/CONNECTIONの度に会ってるわけだし、GRF1012も同じホテルに泊まって一緒に温泉入ったし。
DJ 178 Japan Tourの新木場STUDIO COASTも一緒だったし。
ただ、あまり印象にはないんですね。
でも、それって安心だったからだと思うんですよ。
こいつに任せておけば大丈夫っていう安心。
新木場の時、僕は急遽VJをやることになったんですね。ほんと、機材は持ってきていたけどそれ以上の準備なんて一切していなくて。
普通だったら、
「マイクさんがいるとはいえ物販を放置するわけにもいかないし…」
と慌てたと思うんですが、がっきーがいてくれたので慌てずVJできたもんね。
ま、その時の物販はほとんど売れませんでしたけど(笑
CONNECTIONにしても、公演の時頼りになるのはがっきーだったりします。
僕と同じで公募からなので感覚が近いところもありますし、お客さんへの物腰も柔らかいし。
それでいてちゃんといろいろ分かっているし。
コミュニケーションや社会性が欠如しがちな音楽イベントにおいて、がっきーはの社会適合性の高さは、本当に貴重でした。
でもまあ、だからこそ今回DOTSを辞めるっていう決断をしたってのもあるんでしょう。
がっきーの決断だからね。中途半端で言ってるわけではないから。
それは僕は何も言えないし、言わないですよ。
ただね。
がっきーいなくなると、僕の仕事がつらくなるなあって。
そう、思います。
ほんとにね。
つらくなるな。