かなり特殊な使い方だと言うことは十分認識してはいるのだけど、以下のような環境で仕事をしています。
- Windows 10 上から VMware workstation Pro 17 で Windows11の仮想マシンを動かす。
- そこからVPN … 正確には Barracuda Network Access Client (Barracuda NAC) で環境への接続を確立
- 接続確立後、WindowsのRemote Desktop Clientでリモート作業
まあ、抜け穴に次ぐ抜け穴みたいな使い方です。
一つ目は、会社に貸与されているPCは常時VPNのような物が起動していて、Barracuda NAC を使用した接続ができないのです。
ところが、会社貸与PCにインストールが許可されている VMware をインストールし、そこのゲストマシンからだと Barracuda NAC を使用した環境への接続が可能…と言う謎の抜け道が。
そこで上記のような環境を組んで作業をしているわけですが、困ったことに時折VMWareのゲストマシンがプチフリーズする。
ホストの方で作業を行っていてゲストに戻ったとき等に発生しやすいように思うのですが、そのとき10秒くらい動作が固まってしまう。
どうも多動気味の僕にはこの10秒が我慢できない
待っている間に別の作業をホストで始めてしまって 「あ!そうだ、リモートからデータ撮ってこなきゃ行けないんだっけ」とゲストマシンに戻るけど10秒プチフリ→ホストに戻る の繰り返し。
この手の環境を構築して、ある程度動く状態になってから大改造するのは相当に作業を止める覚悟がないと無理なのだけど、年末大掃除も兼ね、これに着手。
色々調べたら、VMWareのvmxファイル (仮想マシンについてのパラメータなどが定義されているテキストファイル ) をエディタで編集でどうにかなりそう、ということは分かったのですが、
TPMを有効にしたせいで、vmxファイルが暗号化されていやがる
しかし、Windows 11を動作させるためには TPM は必須。
厳密にはレジストリにTPMをバイパスする設定を書き込むことでTPMなしで動作させることは可能らしい。
HKLM\SYSTEM\Setup\LabConfig に以下のDWORD値を作成して、それぞれの値を1にする。
BypassTPMCheck
ちなみに、RAMとセキュリティブートのバイパスも同じLabConfigに以下のDWORD値を作成してその値を1にすれば良い(らしい)
BypassRAMCheck
BypassSecureBootCheck
設定をいじるにもいじれなくて思案に暮れていたところ、そもそもこの仮想マシンはVMWare16で作った物を17で動かしていることに気がついた。
もしやコンバートしたらうまく行けるのでは?
と、VMをシャットダウンし、VMを選択して表示される「Upgdare this virtual machine」からVMをアップデートすることにした。
それから1時間。
今のところ大きなプチフリ(なんか変な表現ですが)は起きずに動作中。
もうちょっと経過観察ですが、まずはうまくいきそうです。